21世紀梨作り研究会

活動計画
21世紀梨作り研究会は千葉県の白井市、印西市の梨園の後継者の集まりです。現在36名の会員で頑張っております。今年度の活動予定はシンクイムシ類、ハマキムシ類発生調査(予察)3箇所トラップ設置により調査。カメムシ類発生予察を2箇所トラップ設置により調査。フェロモン剤(コンフューザーN)効果試験を1園、葉面散布(サンカラー、カルポーション)試験を2園で行います。また、園地の老木化のため、改植後の苗木の管理講習を年間を通して行うことが決まりました。
花芽整理
開花の時点で、目標着果量の1.2倍に抑えるため花を落としているところです。
フェロモントラップ
この白い三角の箱が,シンクイムシ類,ハマキムシ類の捕獲器です。この捕獲器を使って害虫発生調査をしました。
減農薬試験園の調査
ちょっと見づらいのですがアブラバチが寄生したアブラムシです。アブラバチはアブラムシに卵を産みつけ幼虫がアブラムシを食べます。
他の天敵
てんとうむしの幼虫とさなぎです。てんとうむしは1日にアブラムシを300匹食べるそうです。
コンフューザーN
左の写真はコンフューザーNというフェロモン剤です。梨の害虫のシンクイムシのメスの匂いを出してオスと交尾をさせなくし,全体の数を減らしていく資材です。今年は年二回に分けて設置しました。
梨の若木の夏季管理
白井市の梨園も40年くらいたった老木が増えました。これからの課題は梨の木を改植してなるべく早く成園にすることです。橋本さんのご協力により会員1人1人に苗木をあずけられ農林普及センターご指導のもと1年を通して管理することになりました。
乗用草刈機
夏季管理の講習の後、ぶんぺい産業さんの乗用草刈機のデモンストレーションがありました。棚の下ですいすい刈れるのでこれからどんどん普及すると思います。
作見会
会員の梨園をまわり生育状況、病害虫の発生状況を見てまわります。
NHK取材
私たちの活動がNHKの土曜すてき旅で取り上げられました。これからもいろいろなメディアに取り上げられるよう活動していきたいと思います.
農薬散布検討会
最初開いた時は、農薬散布回数の多い園と少ない園の差が大きかったですが、今年はだいぶ均整が取れてきました。私の園で言えば最初の年から3分の1は散布回数が減りました。
溶液受粉
2008年の活動の一つのテーマとして溶液受粉をしました。梨の実というのは自家受精できないので違う品種の花粉を雌しべにつけます。交配の期間は1週間ぐらいなので、この時期に天候が悪いとその年の収穫量に影響します。天候に左右されない液体で交配できないかというのが、溶液受粉です。今年は元の花粉の状態が悪かったため思うような結果が得られませんでした。



戻る



2015(c) marutonashien All Rights Reserved.